第40回生【就職】アイシン精機

【アイシン精機 内定】

私は尾西高校に入学した当初から就職を希望していました。しかし、就職を希望していたとはいえ、どんな仕事に就きたいのか具体的には何も考えていませんでした。2年生になって求人票を見るようになりましたが、たくさんの企業や業種があり、どれがいいのかまったく定まりませんでした。3年生になり、いよいよ就職先を決めなければならなくなり、進路の先生と相談した結果、みなさんも知っているゲームセンターなどのゲーム機を製造しているとても有名な会社を受けることになりました。受験する企業が決まり、履歴書や面接問答集の作成に取り掛かりました。特に夏休みは毎日のように学校へ来て、面接練習に取り組んだので夏休みはほとんど無いと言っても過言ではありませんでした。9月に入り、いよいよ入社試験になりました。試験の内容は学科試験と面接試験でした。私が受験する会社は採用人数が3人のところに7人の受験者がいました。つまり、半数以上が不合格になるということです。他の受験者は地元の商業高校や工業高校の人ばかりでした。自分なりに精いっぱい頑張りましたが、後日不採用と言う通知が届きました。不採用という通知を受け取ったときは本当に悔しかったです。しかし、そこでくよくよしていても何も始まりません。すると、進路の先生にもう一度チャレンジしてみないかと言われ「アイシン精機」を進められました。

アイシン精機はトヨタグループのとても大きな会社です。私はまた不合格になるのではないかという気持ちがよぎりました。でも、せっかくのチャンスを諦めたくないという気持ちも同時にありました。色々な葛藤はありましたが、例年であれば2次募集はしない会社が募集しているのは縁だと思い、受験を決意しました。試験までの時間は2週間ほどでしたので、急いで履歴書と面接練習に取り組みました。それと同時に前回不合格になってしまった原因を自分なりに分析しました。周りの受験生がとても大きな声で堂々と話しているのに対して、私は自信なさげに話してしまったのが原因だと考えました。そこで、担任の先生に外で発声練習などをしてもらい、少しずつ自分に自信が持てるようになっていきました。面接練習を毎日おこなうことで、自分の意見や考えが明確になり、はっきりと発言できるようになりました。試験内容は前回同様、学科試験と面接試験でした。当日はこれまでの取り組みを思い出しながら、自分の意見をはっきりと伝えることを心掛けました。その結果、見事内定を頂くことができました。

私はこの就職活動を通してくじけそうな場面でも諦めず、粘り強く取り組むことが大切だと思いました。もし、進路のことで悩んだりくじけそうになっても、1人で考え込むのではなく、友達や先生、両親など相談できる人に話してみてください。必ず支えてくれると思います。

第40回生 女子